サイズ:31×24cm ページ:36 発行:2001/10 出版:福音館書店
☛出版社の内容紹介より
みなしごのペッテルとロッタがみどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさんと一緒に暮らすようになって初めてのクリスマスイブです。みんなで食事を始めようとすると、突然ドアががたがたなって、背中に袋をしょった「やぎおじさん」が入ってきます。やぎおじさんは、驚いているペッテルとロッタにプレゼントを渡すと帰っていきました。やぎおじさんとは誰でしょう。 やぎおじさんは本当は魔法にかけらた王子さまだと教えられたペッテルとロッタは、森の奥に住んでいるという王子さまを探しに行こうと決心します。来年のクリスマスには、おばさんたちにもプレゼントをもってきてもらうようにお願いしようと思ったのです。ふたりは、王子さまを見つけることができるでしょうか。 スウェーデンの国民的絵本作家エルサ・ベスコフの代表作「3人のおばさん」シリーズの3冊目。心温まる愉快なクリスマス絵本の傑作です。
☞エルサ・ベスコフ
1874年、スウェーデンのストックホルム生まれ。少女時代から絵が好きで、美術学校卒業後は小学校の絵の教師になるが、結婚を機に絵本や児童書の挿絵を描きはじめる。1952年にスウェーデンの子供の本に対する最高賞「ニルス・ボルゲンソン賞」受賞。1953年没。
没後、1958年に彼女の業績を称えて、スウェーデン図書館協会より『エルサ・ベスコフ賞』が創立された。
『ペレのあたらしいふく』『おりこうなアニカ』『ぼうしのおうち』『おもちゃ屋へいったトムテ』『ラッセのにわで』『おひさまのたまご』『リーサの庭の花まつり』『いちねんのうた』など多数の絵本を残した。