”ずくぼんじょ”や”どんどんばし”など、わらべうたの中でも横綱格の11曲が楽譜・あそび方
つきで紹介されています。
この本の魅力は、なんと言っても梶山俊夫さんが描く見開きいっぱいに広がる画。
野山、川べり、原っぱ、小道、里山の風景、そして笑顔いっぱいの子どもたち。
一昔前ってこんなだったのかなぁ…と素朴な風景になごみます。
たとえば、”ずくぼんじょ”では…
見開き2ページに、つくしがにょきにょき顔を出した春の里山風景と、
まわりで駆け回ってあそんでる着物姿の子どもたち。
そして次の2ページで、わらべうた”ずくぼんじょ”で遊ぶ今の子たちが描かれています。
どの子も(何故かきりんも)、とても自由に、思い思いに、本気で楽しんでいる表情で。
今の子たちはこんな表情して遊べるのだろうか…と、つい、また余計なこと考えちゃった(..)。
子どもたちが、今にも動きだしそうなんですよォ、ホントに(マジっ)。
絵を見てると、うたう声・笑い声が聞こえてくる…、…ともかく絵を見るだけで楽しい本です。
数々の賞を受けていますが、この本も「ブラチスラヴァ絵本原画展」で金のりんご賞を受賞。
わらべうたで遊びながら、お子さんと一緒にこの画、感じてください。
「わらべ唄うたってあげてね❤」って、出産ギフトにもどうぞ
♫収録曲♫
ずくぼんじょ
せんぞうや まんぞう
いもむし ごろごろ
どんどんばし わたれ
うまはとしとし
めんめん たまぐら
ほたるこい
つる
あめこんこん
こども かぜのこ
さよなら あんころもち
※ タイトルは正式名称と異なることがあります
サイズ:25×24cm ページ:40 発行1997/01
☛出版社の内容紹介より
「ほたる こい」や「つる つる かぎになれ」……どこかで聞いたなつかしいわらべうたの絵本です。美しい絵が遠い日を思い出させてくれます。今すぐ遊べる遊び方をもついています。
☞近藤信子
新潟県生まれ。子どものための音楽教室講師を勤めた後、ハンガリー・アメリカに渡り、わらべうたの研究をする。帰国後「音楽教室とんとんやかた」を主宰、わらべうたを中心とした音楽教育を実践。
☞梶山俊夫
東京都生まれ。洋画から出発し,1967年「鳥獣戯画」を絵本化した「かえるのごほうび」で子どもの本の世界にはいる。民画風のユーモラスな筆致が特徴。1973年「かぜのおまつり」でブラチスラバ世界絵本原画展金のリンゴ賞受賞して以来、数々の受賞がある。『ごろはちだいみょうじん』『あまがえるどこさいった』『こんこんさまにさしあげそうろう』『てんぱたんてんぱたん ねずみのもちつき』などなど作品多数。