「すずめすずめ」「うまはとしとし」「せっせっせ」「おおなみこなみ」など全36曲。
3巻のタイトル唄『おてぶしてぶし』
♫おてぶしてぶし てぶしのなかに へびのなまやけ かえるのさしみ
いっちょばこやるから まるめておくれ いーや♫
なんなんでしょ、これ??
子を産み、その子がアトピーだらけだったことで導かれたどり着いた”自然派育児”
それまで握りしめてた人工的なものをだんだんに減らし、代わりに気持ちいいと感じるものを
取り入れるなかで出会った「わらべうた」
”その”世界は、とても心地よいものでしたが、 … この唄は、ある種衝撃でした。
自分では随分と柔らかくなったつもりでしたが、感じるより先に頭でわかろうとする長年の習性で
カチカチになった脳みそには、「初めから終りまで、わけのわからん、とりとめない言葉の羅列」
のこの唄が理解不能だったんです。
今となっては大好きなこの唄。こんな唄を生み出してきた何千何万というわらしっこたちはすばらしい
この福音館『にほんのわらべうた』シリーズは、「わらべうた」を子どもたちの身近に
戻したい!と願う近藤信子さんによって創られました。
大学卒業後、音楽教室で指導していたときの子ども達は嬉しそうでなかったという近藤さん。
その後コダーイと出会い、以降日本の子どもたちへ「わらべうたを返す」活動へつながって
いったといいます。
本書の「わらべうた」は、どれも近藤さんの主宰する音楽教室「とんとんやかた」で
唄いこまれ、遊びこまれた曲ばかり。
楽しいうたが、そのうたであそぶ子どもたちの写真や遊び方とともに紹介されています。
…が、単純に文章化するとこうなんですけれどぉ…、
実際はなんかもっと、こうイキイキ☆彡してるんです。
見ていて実に楽しく、うたいたくなるし、子どもと遊びたくなるし、写真の子たちの
笑顔につられて一緒に笑っちゃったりしたくなる
文章にするのはム・ズ・カ・シ・イ。 ぜひ手にとってほしいです。
そして、柳生弦一郎さんの独特な書体による手書きタイトルや子どもたちに添えられた
絶妙なセリフ、ちりばめられた画がこのイキイキ度になくてはならない。
和の色調で、一切余計なものがくっついてないカバーが素敵。
本文の子どもたちの賑やかさとのギャップがまた良く、すみずみまで心そそがれているのを
感じます。
この福音館にほんのわらべうたシリーズは、各巻に”「わらべうた」を子どもたちに返すために”
を主題とした座談会のページがあります。
第3巻は、テーマ 『子どもたちは「わらべうた」がすき』
ゲスト 小林衛己子さんはじめ子どもたちと日々「わらべうた」を歌い遊んでいる
先生や図書館員の皆さん
♫収録曲♫
おてぶしてぶし なべなべ ちょっとぱーさん おさらにだんご あぶくたった
せっせっせのよいよいよい らっかさんがそろたら さらわたし せんべせんべやけた
おせんべやけたかな おてらのつねこさん おなべふ さいならさんかく あんたちょっと
あんたがたどこさ ぶーちゃんのちゅうがえり ゆうびんやさん いちわのからす あそぼ
このゆびとまれ もういいかい てるてるぼうず あしたてんきになあれ ちゅうちゅうたこかいな
だるまさんがころんだ いちにのさんものしいたけ おえびすだいこく どっちどっち
おちょぼちょぼちょぼ ひとつひよこが なきむしけむし いたいのいたいの あがりめさがりめ
だるまさんだるまさん ちょちちょちあわわ おやゆびねむれ えんやらもものき
ねんねんねやま よーかいよーかい ねむれねむれねずみのこ ねんねんころりよ
かえるがなくからかえろ いちばんぼしみつけた
サイズ:26×22cm ページ:96 発行2001/04
☛出版社の内容紹介より
今「わらべうた」が消え去ろうとしています。子どもたちがもういちど歌って遊べるように、美しく元気のいい、ほんとうの言葉が体験できるように、この本を作りました。
3巻は、こもり歌やおまじない、数え歌やわるくち歌も入れました。近ごろ、集団遊びのできない子がふえてきました。「わらべうた」で、集団遊びが楽しめます。
☞近藤信子
新潟県生まれ。子どものための音楽教室講師を勤めた後、ハンガリー・アメリカに渡り、わらべうたの研究をする。帰国後「音楽教室とんとんやかた」を主宰、わらべうたを中心とした音楽教育を実践。
☞柳生弦一郎
三重県生まれ。絵本作家。「はなのあなのはなし」「おっぱいのひみつ」「たまごのあかちゃん」などでおなじみ。