1つの唄で1冊の絵本を創ろうという小林衛己子さん(わらべうたを広く伝える活動。著書あり)
の案(!)でできたのが、このわらべうたえほんシリーズなんだそうです。
小林衛己子&ましませつこ…「わらべうた」の魅力を知り尽くしたお2人の強力タッグ
❤
どうりで素敵なはずです。
♫ととけっこう よがあけた まめでっぽう おきてきな♫
朝「起きておいで」と唄ってあげる、小さなわらべうたです。
「早く起きなさーいっ」って言われるより、
♪ととけっこう よがあけたー ○○ちゃん 起きてきなー♪と起こしてもらえたら
どんなに気持ちがいいでしょう。 いい日になりそうですね。
絵本のなかでは、にわとりさんが「ととけっこう よがあけた〜」と元気にうたいながら、
お友達の動物を起こして回ります。
ひよこさん、こねこちゃん、こぶたくん、こうしくん…そしてぼく
ぼくはおめめをぱっちりあけて、気持ちよく「こっこさん、おはよう
☀」
それから、みんなでおひさまに向かって「おはよう!」
そうそう、目覚める前のぼくの寝相がなんとも愛らしい。
こんな顔して、手をぐーににぎって、こんなかっこして寝ていたなぁ…
と大きくなってしまった我が家のちいさい人たちを思い出しました。
あぁ、気持ちいい、嬉しい、楽しい…そんな感触が心に生まれてくるよう。
このわらべうたえほんシリーズは、どの本もおしまいにとっても嬉しい気持ちになれます。
ちいさい人たちは、自分も絵本の中のどうぶつたちと遊んでいると感じるでしょう。
ぜひ絵本を楽しみ、生活の中にもこんな優しいひとときを取り入れてくださいね。
出産祝いや小さな贈り物にもぴったりの本です。
同シリーズの
「まてまてまて」「せんべいせんべいやけた」「ちびすけどっこい」もご覧ください。
サイズ:21×20cm ページ:24 発行2005/07
☛出版社の内容紹介より
「ととけっこう よがあけた まめでっぽう おきてきな」という元唄のわらべうたを展開させ、元気なニワトリさんがいろいろな動物の子どもたちを起こして歩く、という絵本。寝坊すけの子も、こんな唄で起こされればぐずらないかも。
☞ましませつこ
山形県生まれ。女子美術大学図案科卒業。広告デザインの仕事にたずさわった後、子どもの本の世界に入る。日本の伝統的な色使いの美しさと、モダンな感覚が調和した独特の画風で見る人を引きつける。作品『あがりめさがりめ』『あんたがたどこさ』『わらべうた』など